ずっと背負ってきたリュックを、もう降ろしてもいい
2026/09/08
先日、あるお客様との会話で、
私の中でひとつ「ピコーン💡」とつながったことがありました。
その方は、いろいろなことをよく考えます。
考えすぎて疲れてしまう。
まだ何も起きていないのに、
「こうなったらどうしよう」
「もしこうだったら……」
と、先の不安を探してしまう。
そして、ご本人もそれは分かっています。
「考えすぎなんだよね」
「何か起きた時に考えればいいって分かってるんだけど……」
分かっている。
でも、止まらない。
そんなお話を聞きながら、
これまで伺ってきたことを一つずつ並べてみました。
子どもの頃から、
「嫌だけど、やる」
ということが多かった。
自分の気持ちよりも、
その場の状況や周りのことを優先して、
「嫌だけど、やらなきゃ」
と、自分を動かしてきた。
そして大人になってからも、
嫌なことがあっても我慢する。
困ったことがあっても、自分で何とかする。
先のことを考えて、できるだけ困らないように準備する。
そんなことを、ずっと繰り返してきた。
でも、よく考えてみると、
この方は「何もできない人」ではありません。
むしろ、現実ではちゃんと動いている。
いろんなことに対応して、
その時その時をちゃんと乗り越えてきている。
そこで私は思いました。
もしかしたら、
「何か起きても大丈夫なように」
ずっと準備し続けてきたんじゃないだろうか。
何かあったら困る。
こうなったらどうする?
もしこう言われたら?
もしこうなったら?
……と、いろんな可能性を考えて、
自分を守るためのものを少しずつ身につけてきた。
それを全部、リュックに詰めて。
そして今も、そのリュックを背負っている。
だから、何も起きていない時でも、
「何かないかな」
と、不安を探してしまう。
不安にならないように、不安を探す。
なんだか不思議だけど、
それも長い間、自分を守ってきた方法なのかもしれません。
そして、もうひとつ気付いたことがあります。
その方は、自分の考えをちゃんと持っています。
「これは違うんじゃないか」
と思うこともある。
でも、自分から最初の一歩を踏み出すのは難しい。
ところが、誰かに
「やってみたら?」
「言ってみたら?」
と背中を押されると、ちゃんと動ける。
つまり、
できないわけじゃない。
もう、できるんです。
ただ、
「自分で決めて、自分で一歩を出す」
ということを、あまりやってこなかったのかもしれない。
ずっと、誰かに背中を押されながら歩いてきた。
それで今まで、ちゃんと生きてこられた。
だから、その方法が悪かったわけではありません。
むしろ、そのおかげで身についたものも、たくさんあると思います。
でも……
もう、そのリュックはずっと背負っていなくてもいいんじゃないかな。
何か起きたら、その時考えればいい。
全部を先に準備しておかなくてもいい。
「こうしたい」と思ったら、
自分で決めて、一歩出てみてもいい。
嫌なことを乗り越える方法は、
もう十分すぎるくらい身につけている。
だからこれからは、
「どうやって嫌なことを乗り越えるか」ではなく、
「私はどうしたい?」
を探していってもいい。
すぐに答えが出なくてもいい。
何をしたいのか分からなくてもいい。
まずは、
「自分に正直でいる」
ことからでもいいんじゃないかなと思います。
過去を理由にして逃げる必要もない。
過去を無理に消す必要もない。
ただ、
「あの頃の自分を守るために身につけたものを、今も全部持っていなくていい」
ということ。
今まで自分を守ってくれたものに、
「ありがとう。」
と言って、
少しずつリュックから荷物を降ろしていく。
そんな時間も必要なのかもしれません🌿
そして私は、
「もっと何かしてあげなきゃ」
ではなく、
「この人が、自分で自分の一歩を踏み出せるようになったらいいな」
と思いました。
背中を押すのではなく、
「ほら、もう歩けるよ。」
と、本人が自分で気付けるように。
答えを渡すのではなく、
一緒に話しながら、
「自分って、ちゃんとやってきたんだな」
と、自分自身で気付いていけるように。
そんなふうに、一緒に見ていけたらと思っています🌿
過去に身につけた「自分を守る方法」は、
これからの自分を縛るためのものじゃなくていい。
もう少し力を抜いて。
もう少し、自分の思うように。
自分で決めた一歩を、
自分の足で歩いていけるように。
もし今、
「私もずっと何かを背負っている気がする」
「考えすぎて疲れてしまう」
「自分がどうしたいのか分からない」
そんなふうに感じているなら、
一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
梵珠 bonzyuでは、話しながら一緒に整理したり、
心と体の力を抜きながら、少しずつ自分に戻っていく時間を過ごしていただいています。
話したいことがまとまっていなくても大丈夫。
「何がつらいのか、自分でもよく分からない」
そんなところからでも大丈夫です🌿
少し力を抜きたいな、と思った時に。
梵珠 bonzyuでお待ちしています。
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プレシェルト麻生102号室
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